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未使用車というのは新車とどこが違うのか?

中古車店の展示場を見ていると、ときどき未使用車と書かれた車を見かけると思います。

まだ使っていない車のことを文字通り未使用車というわけですが、かつては新古車と呼ばれていたこともありました。

新古車という表現だと、新車と勘違いをする可能性があるとの理由で行政からの指導があり、現在は未使用車という表現をしているわけです。

それでは、この未使用車というのは、具体的にどのような車のことをいうのでしょうか?

新車も厳密にいえば未使用車ということになりますが、新車というのはお客さんに車を納車するときに初めて登録をするクルマになりあす。

それに対して、未使用車の場合は、ディーラーなどがすでに登録を済ませた状態で店頭に並んでいます。

まだ使っていない車ではあっても、一度登録を済ませてしまったクルマというのは、あくまでも中古車扱いになるわけです。

新車の場合は、車が納車になった時点でまるまる3年間の車検がありますが、未使用車の場合は、登録されてから売れるまでの期間をマイナスした分の車検期間しかありません

たとえば、3月にディーラーが登録した新古車が9月に売れたとすると、あくまでも車検は3月から3年間となりますので、残りは2年半しかないことになります。

また、新車の場合は、注文が入ってから工場のラインに乗せますので、色やオプションなどを自分の好みでオーダーできます。

しかし、未使用車の場合は、すでに工場から出荷された状態で店頭に並んでいますので、色やオプションなどを選べないことになります。

もちろん、未使用車には新車にはないメリットがあります。

それは納車が早いという点です。

新車の場合は、注文をしてから納車になるまで数ヶ月かかるのが普通ですが、未使用車の場合はすでに店頭に並んでいるわけですから、名義変更さえ済ませれば、すぐに乗ることができるわけです。

それでは、なぜ未使用車などというものが売られているのでしょうか?

多くの場合は、決算次期などにディーラーが売上目標を達成するために、メーカーから何台もまとめて自社名義で買い入れてしまうことで未使用車が生まれることになります。

ディーラーは、販売目標を達成することでメーカーから報奨金がでるため、なんとか目標を達成しようとして、自社で買い入れてしまうわけです。

もちろん、未使用車というのは中古扱いになりますので、実際にお客様に売る時には新車よりも安く売ることになってしまうのですが、それでもメーカーからもらえる報奨金によって、実際の収支はプラスになるようです。